私としたことが、昨日はついやらかしてしまった。飲み会があったわけでも、疲れで身動き取れなくなったわけでもないのに、日記の更新を怠ってしまった。その前に上げた「推し歌詞披露会」の記事が読書仲間の間で話題になった矢先にこのような失態を犯してしまうとは、才覚のある私らしくもない。深く反省する次第である。

 それにしても、この私らしからぬ文章はなんだ。いくら『新釈 走れメロス』と『恋文の技術』を立て続けに読んでいるからといって、己の文体を捨てて森見登美彦調に押し流されていいわけがあるまい。ふつーに書け、ふつーに。

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 疲れが溜まっているわけではなさそうだし、身体の動きも比較的軽いのだが、今週はやけに眠い。会社から家に帰るとまずベッドに倒れ込む。そのまま1時間余り寝てしまう。そんなことが続いた。

 整骨院に行った折に、この不思議な寝落ちについて話してみると、「寒さでしょうね」と言われた。言われてみれば、今週に入って急に寒くなっている。

 僕の身体は外気の変化に割と敏感らしい。これまでにも、気圧の低い日に凝りが激しくなったことが数度あった。群ようこさんのエッセイ『ぬるい生活』の中に、中高年の女性が道端で天気の話を始めることについて、昔はただ無難な話題を選んでいるだけのように思っていたけれど、自分も更年期を迎えて初めて、天気が体調に影響するからだとわかった、という話があったのをふと思い出す。全く立場の違う僕がこの話に納得するというのも妙だが、「なるほど」と思ったものだった。

 それにしても、10月末の時点でこんなに身体がやられるようでは、この先一体どうなるのだろう。そのうち身体が寒さに慣れて案外どうにかなるだろうと楽観視してもいいのかもしれないが、どうも少々不安である。もう少し運動して身体を温めた方がいいのかしらん。週に1度のランニングを復活させたことを思いながら、そんなことを考える。

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 たまには仕事の話もしておこう。前にも一度書いたが、10月はとにかく消費税法改正絡みで対応しないといけないことが多く、そちらに時間を取られる余り通常業務に手が回らない日が続いた。それはひとり僕の問題ではなく、部署全体が、同じ理由でバタバタしている。日に何度かは「ややこしい」という溜息が誰かから漏れる。

 年内は同じような状況が続くものと覚悟している。いまは引継ぎの最中で比較的時間に余裕もあるからまだいいが、いずれは僕も新しい仕事を担当するようになり、時間の余裕を失っていくことになる。その時までに、通常業務を更にスピードアップさせるなど、できることを少しでも考えておくとしよう。

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 こんな感じでつらつら書くことが、他にも幾つかあるような気がするけれど、いまは思いつかないので、ひとまず筆を置くことにする。