7月の最後に、この日記に関連する最近の変化について1つ書いておこうと思う。

 ブログには記事を書くための管理画面があり、これまで僕は管理画面に直接文章を打ち込んでいた。しかし、7月に入ってから、一度Wordで文章を作成し、それを管理画面にコピペする方式に切り替えた。この変更の大きな狙いは、自分の文章の文字数を把握することであり、また、文字数を意識することを通して、1つの記事を書くのに費やす時間を短縮することである。6月下旬にかつてない執筆難に見舞われた後、僕はその原因を、知らず知らずのうちに文章量が膨大化していることに求めた。そして、現状分析のために、文字数のわかるWordを使うことにしたのである。

 もっとも、問題の執筆難は7月に入っても相変わらずで、どうやら別の原因を探る必要がありそうだが、それはともかく、ものを書くための媒体を切り替えるというのは、些細なことのようで、実は結構重要な問題だったりする。というのも、フォント・行の間隔をはじめとする入力画面の雰囲気の変化が、書き手の気分に影響し、ひいては文章そのものを変えてしまうからである。事実、ここ1ヶ月近く、かつてレポートや論文の執筆に使っていた媒体に相対していた結果、僕は少なからぬ緊張を覚えていたようで、文章が妙にカチコチしたものになってしまっていた。そして、今になって考えてみると、それらの角ばった文章は、どれも書き辛かったように思う。

 今週に入り、何も起きない日常風景をややくだけた言葉で綴るようになって、僕は漸く書き手としての勘を取り戻し、Wordの圧を克服できた。ここで調子に乗ると、またガタッと崩れそうなので、誇らしげに語るのはこの程度にしておくが、ともあれこれで、文体崩れによる不調は改善しそうなので、一応報告申し上げた次第である。