「あわらトリムマラソン」というマラソン大会に、10㎞の部で参加した。考えてみれば、個人種目で大会に出るのは久しぶりのことだった。

 レースの記録を詳細に書き出すと大変なことになりそうなので、ざっと振り返るに留めようと思う。

 5月19日。レース時の天候は晴れ、気温は24度。それだけならば絶好のコンディションである。が、この日は風が強かった。アップをしている間から、強い風が吹けば身体が風に流される感触があった。向かい風がしんどいのはもちろんのこと、追い風でも、自分の意志と関係なく体が前へ押し出されるというのは厄介だ。

 この風によって、コース最大の難所と化したのが、およそ1.5㎞続く直線の並木道だった。並木道の周りは田んぼと背の低い民家ばかりで、遮るものが何もない。そこへ容赦なく風が吹きつけていた。今回のコースは往復コースで、この並木道も往きと帰りがある。往きは追い風、そして帰りは向かい風であった。

 どちらも走りにくいというのは上述の通りだが、わけても帰りの向かい風は大変だった。足を前へ出すのにさえ難が出るほどの強風に1㎞以上も晒される。普通に走っていても1㎞あたりのタイムが一気に20秒程度落ちるという有様だった。

 そんな悪天候の中、僕は目標の45分に近い45分14秒という記録でゴールした。条件を考えれば上々のタイムだった。

 そんなマラソンに出場し、終わった後にお酒を飲んで、そうして今回の週末の幕は閉じた。間もなく、未だにやや現実感の薄い月曜日が始まる。